惑星ニルヴァーナの月。
かつて5つもの文明諸国の連合とROKI文明諸国との、大規模な大戦が勃発した。
後の歴史家は、この大戦を【全界大戦】と呼んだ。
この大戦で、ROKI文明は善戦したものの敗北し、多くの犠牲を払った。
この衛星は、ニルヴァーナ宙域における大規模な会戦で、破壊された双方の艦隊が重力の影響で集まり、星となったものである。
全界大戦後は、惑星ニルヴァーナのデューテリウム貿易の一大物流拠点として発展した。
『交易都市レルス・アーク』
惑星ニルヴァーナで採取されたデューテリウムによる貿易が盛んに行われている交易都市。
その交易の範囲は、ラフール合衆国だけに留まらず、ROKI文明圏全域に及んでいる。
多数の巨大企業が、拠点を構えており、常にデューテリウムを輸送する大型輸送艦が出入りしている。